褥瘡とは、骨と外部からの圧迫により、組織が炎症を起こし、壊死していく状態です。
褥瘡の治療は、炎症、壊死組織の早期かつ確実な除去と、組織再生の環境の整備という事になります。
褥瘡の分類:
1度:褥瘡の炎症が表皮内にとどまる場合、見た目的には赤く見えます。
2度:褥瘡の炎症が真皮にまで普及した状態
3度;褥瘡の炎症が脂肪層にまで普及した状態
4度:褥瘡の炎症が筋層にまで波及した状態
↑上から1度、2度、3度、4度
は、上記で説明した病期により、
1、Microsurgery&マゴットセラピーによる微細なミクロレベルまでの壊死組織の除去
2、最新磁気刺激療法と湿潤療法による肉芽組織の再生
3、炎症で消失した脂肪を補う脂肪移植術
となります。
磁気刺激療法とは?
組織の修復に有用な電流を流し、電流により血管新生を促し、新しい組織の形成のスピードをアップする、最新の褥瘡治療です。
プロスポーツ選手などが、けがをした際に治癒を早めるために行う特殊治療と、同様の原理となります。
とは?マゴットセラピーとは、医療用の無菌で栽培された虫に、壊死してしまった組織を食べさせる治療です。当院では一番安全とされ欧米で良く用いられるバッグ法を採用しています。
褥瘡治療の流れ:
医師による診断およびMicro surgeryによる壊死組織の除去→看護師による定期的な訪問看護による褥瘡ケアおよび予防+脂肪移植となります。